先日、ユウの幼稚園での音楽会に行ってきました。
この1年で習って覚えた、詩とわらべうたの朗読と、歌を披露してくれたのです。
約30曲も、何も見ずにです。
感心して、感動して、涙、涙、涙。。でした。
詩とわらべうたは、てるてるぼうず や よいしょっしょ など。
かわいらしい身振り手振りがあったり、おこりんぼの顔や、大笑いの顔などもあったりして、
とっても楽しい♪
歌は、こいのぼりに始まり、夏から秋、そして冬の歌へと、季節を追って歌ってくれました。
今年習った歌を、順番に歌ってくれたのでしょうね。
ユウやお友達の成長していった一年を思い浮かべて、こみ上げてくるものがありました。
“お母さん”の歌は、先生から 「お母さんも一緒に歌ってくださーい」 とのことで、
子どもたちが 「♪おかあさん」 と歌うと、
お母さんたちが 「♪なあに」 と歌いました。
続いて子どもたちは、「♪おかあさんていいにおい」 と、
ささやくようなとっても優しい歌い方を表現力たっぷりに歌うので、
かわいくてもう泣けて、泣けて。。
周りからもすすり泣く声が。。
会場中、温かな気持ちに包まれました。
* * *
音楽会が終わった後、子どもたちに歌の指導をしてくださっている先生のお話がありました。
大学教授のおじいちゃん先生で、失礼ながら怖いお顔の上に、怖くて低いお声の方。
頑固なおじいちゃん、という感じです。
まず、「お母さん方、誰かを愛おしいと思う気持ちがおありですか?」と始まり、
「私は妻を愛おしいと思っております。」と続きました。
会場はざわっとなり、おじいちゃん先生、お母さん方の心をつかんだようでした。
そして、川崎市の中学1年生の男の子が亡くなった事件をふまえてのお話だったのですが、
人間、ことにまだ未熟な子どもたちは、とかく悪い考えの方へ行ってしまうものだそうで、
それを止めるには、家庭で大切にされることが必要なのだそうです。
おうちの人に可愛がられ、大事に大事にされて、子どもたちがおうちの人を好きになれば、
悪い考えが浮かんでも、おうちの人を悲しませてはいけない、裏切ってはいけないと思って、
くい止められるものなのだそうです。
「いろんな幼稚園で、挨拶ができる子に育てるとか、お友達となかよく、なんて掲げているようですが、この幼稚園では、『おうちの人を好きになるように』という思いで育てています」
「私どもは、ご家庭からお預かりした大切な子どもたちを、うんとかわいがっております」
と教授先生。
幼稚園を決めるときにだいぶ迷ったけれど、この幼稚園にしてよかったと思いました。
園長先生をはじめ、どの先生も優しくて、ときに厳しくて、
子どもたちをかわいがってくださるので、ユウは幼稚園が大好きで、楽しく通っています。
今日のご褒美に頂いてきた折り紙を、
ユウは床に並べていました。
新幹線や車のおもちゃをよく並べて遊んでいるのだけど、
これもそういうつもりなのかな?